iPhoneで測れる、あなたが気づいていない7つのこと
AR計測アプリは「これって何センチ?」だけのものではありません。一度使い始めると、必要だと気づいていなかった半ダースもの道具をiPhoneが代わりにこなしてくれます。
多くの人はAR計測アプリを入れて、一度だけ何かを測り、その存在を忘れてしまいます。 もったいない話です。同じアプリが、従来の道具ではできない、あるいはうまくできない さまざまな計測をこなしてくれるのですから。ここでは、あなたがまだ試したことのなさそうな 7つの使い方を紹介します。
1. 傾斜した屋根の角度
メジャーでやるのは大変で、屋根まで登らなければなりません。iPhoneなら、壁の足元に立ち、 カメラを屋根のラインに沿って上に向け、角度ツールを使うだけ。AR分度器が、地面を離れることなく 屋根の勾配を度数で読み取ってくれます。
役立つ場面:ソーラーパネルの見積もり(勾配を±2°の精度で求められます)、DIYでの屋根材の 張り替え、不動産業者が主張した勾配と実際の勾配との照合など。
2. テレビが水平に取り付けられているか
テレビの側面に端末を当て、水準器モードに切り替えます。表示を見れば、テレビが0.5度以内の 精度で水平かどうかが分かります。壁掛け金具の標準的な許容範囲は±2度で、それを外れると、 どれだけ丁寧に金具を締めても、テレビはわずかに傾いて見えてしまいます。
3. 木(あるいは建物、あるいは人)の高さ
ARの高さ計測は地面を基準面として使います。平らな地面に立ち、木の根元にカメラを向けて タップして固定し、続いて頂点に向けてもう一度タップします。アプリが角度と端末の位置から 高さを計算します。
精度:高さ10 mの木で±5%、30 mの建物で±10%。「この木は電線に対して高すぎないか?」を 判断するには十分ですが、工学的な用途には向きません。
4. バックで入れる前に、駐車スペースの正確な幅
車の外から、区画線の間を横切るようにカメラを向けます。それぞれの線をタップします。自分の 車幅と比べてみましょう(多くのセダンでだいたい1.8-2.0 m、SUVで2.0-2.2 m)。スペースの 有効幅が2.4 m未満で、車幅が広めなら、見送りましょう。ドアを開ける余裕がありません。
5. 額縁がまっすぐ掛かっているか
端末を額縁の下端に平らに押し当てます。水準器を確認します。たいていの額縁は釘1本とワイヤーで 掛かっていて、時間とともに必ず少しずつ傾いていきます。1度の傾きはわざと斜めにしたように 見えますが、ARの水準器なら一瞬で見抜きます。
6. 床の傾き
古い家は沈下します。床は傾きます。いくつかの部屋で端末を床に平らに置けば、水準器の表示が、 それぞれの床が水平からどれだけ傾いているかを正確に教えてくれます。5 mの部屋で1度の傾きは 垂直方向に9 cmの落差にあたり、ボールが転がるには十分です。2度を超えるものは構造上の問題を 示しており、専門家の意見を仰ぐ価値があります。
7. 行列の長さ
ちょっとばかげていますが役に立ちます。行列の先頭で端末を掲げ、AR計測に切り替えて、先頭の人の 足元をタップし、続いて最後尾の人の足元をタップします。これで行列の長さと、どれくらい待つかが 正確に分かります(レジの列では、人はだいたい毎秒30-40 cmずつ進みます)。空港だと特に面白い です。
おまけ:測れるけれど、やめておいた方がよさそうなもの
- オーダーメイドのハーネスを注文するための犬の身長、できますが、犬がじっとしている必要があります
- 水面の上からのプールの深さ、LiDARなら可能ですが、LiDARなしだと失敗します(水にはARの特徴点がありません)
- 月までの距離、無理です。やめておきましょう。
要するに
AR計測アプリは、あなたの端末をメジャー、水準器、分度器、レーザー距離計に一度に変えてくれます。 従来の道具はそれぞれ15-50ユーロして、引き出しの中で眠っています。アプリは無料で、ポケットの中に あります。次にそれらの道具に手を伸ばそうとしたら、まずアプリを試してみてください。数週間もすれば、 引き出しは閉まったままになります。